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診療時間
月〜金 9:30〜18:30
土 9:00〜18:00
休診日
木・日・祝日
歯周病治療
まず、予防を第一に考えております。しかし、進行した歯周病の場合、失われた歯の周囲の骨を再生する手術や、露出した歯根を、歯肉で覆う、歯周形成外科も、個人の症状に合わせて行います。
歯周病の治療法とは?
比較的軽い歯周病であれば、歯や歯の周りを清潔に保つ治療を続けることで治すことができます。しかし炎症が歯肉の奥にまで進行し、歯周組織の破壊がひどい場合には、歯周組織を回復させるための手術(歯周外科手術)が必要となります。
この手術の際に、歯周組織再生用材料という手術治療を補助するための、歯科用の材料が使われることがあります。
エムドゲイン®ゲルとは
エムドゲイン®ゲルは、スウェーデンのビオラ社で開発されたブタ歯胚組織を使用した新しい歯周組織再生用材料です。
エムドゲイン®ゲルの主成分(エナメルマトリックスデリバティブ)は、子供の頃、歯が生えていくる時に重要な働きをするたん白質の一種です。現在の科学水準に基づく高い安全性確保の下、幼若豚の歯胚(しはい)から抽出精製したもので、2009年3月現在、世界44か国で使用されています。
エムドゲイン®ゲルを使った治療方法について
手術前に
歯周組織の状態を調べるために、歯周ポケットの深さを計ったり、レントゲンを撮ったり、その他の治療に必要な検査を行います(図1)。エムドゲイン®ゲルを使った治療が行えるかどうかは、歯周病の程度や患者さんの健康状態によっても異なります。
歯周病外科手術
手術は麻酔をかけて行います。まず最初に治療する部分の歯肉を切開し、剥離(はくり)します(図2~3)。次に歯根表面の清掃を行い(図4)、エムドゲイン®ゲルを塗布します(図5)。
最後に切開した歯肉部分を縫合し(図6)、手術は終了です。手術にかかる時間は約1時間前後で、手術後、しばらく休んでいただいた後は帰宅できます。抜糸は手術日から2~6週間後に行います。
手術後の注意点
手術創(しゅじゅつそう)は速やかに治癒(ちゆ)しますが、手術部分の歯みがき等は医師の指示に従って下さい。また、指や舌で手術部分を触らないで下さい。
手術後の感染を防ぐために、術後3~6週間は、消毒薬で口の中をよく洗浄するようにします。抗生物質が処方された場合は、担当医の指示に従って服用して下さい。
- CASE 4 歯周病外科手術(エムドゲイン®ゲル)